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CAは保安要員?緊急脱出の訓練と“命を守る覚悟”を知ってますか?

CAの仕事・キャリア, 合格者の傾向と対策

2024年は元日からの震災や、JAL機と自衛隊機の接触事故など、信じられない出来事が続きました。
あまりに重たいニュースが続いたため、しばらく発信を控えていましたが──

今だからこそ、CAを目指す皆さんに伝えたいことがあります。

客室乗務員の仕事といえば「おもてなし」の印象が強いですが、実はCAは“保安要員”としての顔も持っています

今回は、JALで約10年間乗務した私が、緊急脱出の訓練内容と現場での実際の動きについて、CA受験生にも分かりやすく解説します。

この先、採用面接で「CAとして最も大切だと思うことは何ですか?」と聞かれたとき、“保安要員としての意識”も語れるあなたになってほしい。そんな願いを込めて、この記事を書きました。

CAは“保安要員”として採用されている

CAは、おもてなしのプロ──そう思っている人は多いと思います。
もちろんその通りですが、それだけではありません。

客室乗務員は「保安要員」として採用されている職種でもあります。
それは、機内で火災や緊急着陸、突発的なトラブルが起きた時、乗客の命を守る責任がある職種だということ。

そのため、どんなに接客が得意でも、「緊急時に冷静な判断と行動ができるか?」が採用や訓練でとても重要視されるのです。


毎年必ず行われる「緊急脱出」の訓練とは

すべての乗務員は、毎年「緊急脱出の訓練」を必ず受けています。
それは単なるシミュレーションではなく、**非常時に“命令口調で大声で叫ぶ訓練”**まで含まれた、かなり本格的なものです。

普段はにこやかに接客しているCAが、
緊急時には一瞬でモードを切り替え、力強く明確に指示を出せるように──
そのために、体で覚えるまで繰り返し練習するのです。

国際線や国内線に関係なく、お客様が1人でも英語圏の方なら、英語での脱出指示も必要
そのため、日英両方で瞬時に案内ができるよう、訓練では常に準備しています。


非常口は自動では開かない!乗務員の判断が命を守る

万が一、飛行機が不時着・炎上した際には、乗務員が担当する非常口の状況を瞬時に判断し、
「この出口は使える」「火が見えるから反対側へ」と的確な判断を下す必要があります。

人はパニックになると、乗ってきたドアから出ようとする本能があるといわれています。
その行動を止めないと、避難が遅れたり、逆に火のある方に向かってしまうことも。

だからこそ、CAは緊急時、

  • 「頭を下げて!」

  • 「このドアはダメ!あっちへ行って!」

  • 「荷物は置いて!」

などと、短く強い言葉で命令を出し続ける訓練をしているのです。


命を守るために、あえて叫ぶ・止める・怒る

緊急脱出の現場では、丁寧な言い回しや笑顔は一切必要ありません。
「命を守る」ことを最優先に、全員を外に出すための声かけを行います。

例としては、

  • 「衝撃に備えて、姿勢を低く!」(機体停止前)

  • 「シートベルトを外して!」(恐怖でベルトを外すのを忘れる人が多い)

  • 「ドアの外に火がある!あっちは使えない!戻って!」

  • 「荷物は捨てて!!ハイヒールは脱いで!!」

こうした非日常の指示を出すためには、日頃から訓練しておく必要があります。


通路を確保するための「手荷物ルール」には理由がある

飛行機に乗ったとき、CAが「お荷物は上の棚へ」「通路に出ないようにお願いします」と案内しているのを聞いたことがあると思います。

これは単なるマナーではなく、緊急時に通路を塞がないためなんです。

大きな荷物が足元にあると、脱出の妨げになってしまう。
命より大切なものはありません。
だからCAは、あらかじめ“脱出の道”を確保しておく使命も担っているのです。


スライド(滑り台)脱出のリアル

緊急脱出時、ドアを開けると数秒で**スライドラフト(膨張式滑り台)**が展開されます。
この滑り台は、非常時に一気に脱出するための装置ですが、

  • ハイヒールで穴が開くと使えなくなるため、尖った靴は脱ぐように指示

  • 強風時には滑り台が吹き上がるため、最初の脱出者に下で抑えてもらうよう依頼

  • 体を寝かせて滑ると危険なので、上体を起こし、両手・両足を前に出して滑るのがコツ

こうした注意点も、すべて訓練で繰り返し学びます。

また、滑り終えたあとも、機体からできるだけ離れた場所まで逃げるように指示します。
炎上や爆発、他機の接触リスクを防ぐためです。


まとめ|CA受験生に知っておいてほしいこと

CAは「サービス要員」としての華やかな面が注目されがちですが、
その前提には、“万が一”に対応する保安要員としてのプロ意識があります。

2024年元日のJAL機事故で、乗員乗客全員が無事脱出できたのは、
訓練を積み、瞬時に判断し、リードしたCAたちの行動があったからこそ。

これからCAを目指すあなたへ。
「どんなときでも人の命を守れる存在になりたい」
そう思えたとき、あなたの中にも、本当の意味での“CAの素養”が芽生えるはずです。


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