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男性CAは機内でどんな役割?女性CAが感じた5つの強み

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男性CAは機内でどんな役割?女性CAが感じた5つの強み

「男性CAって、実際の機内ではどんな役割をしているのでしょうか?」

男性でCAを目指している方や、これから航空会社の採用に挑戦しようとしている方から、このような質問をいただくことがあります。

客室乗務員の仕事は、男女で仕事内容が分かれているわけではありません。
安全業務もサービス業務も、基本的には全員が同じ役割を担います。

ただ、実際の現場では、チームとして働く中で、それぞれの強みが自然と活かされる場面があります。

私自身、JALで客室乗務員として働いていた頃、男性CAと一緒にフライトすることは珍しいことではありませんでした。
所属していたグループにも必ず男性CAがいましたし、若い男性CAともたくさんご一緒しました。

この記事では、女性CAの立場から見て感じていた男性CAの強みを、実際の現場のエピソードとともにお伝えします。

客室乗務員の仕事で、意外と体力を使うのがカートや機内備品の扱いです。

機内では、国内線でよく見かけるハーフサイズのカートだけでなく、国際線ではそれより大きいフルカートを扱うことがあります。

フルカートは主にミールトレイを搭載するカートで、食事がトレイに乗った状態で提供できるよう、トレイがぎっしり並べられています。
そのためサイズも大きく、しっかり重量があります。

一方で、地味に重労働なのが飲み物やサービス用品が詰まったハーフカートです。

缶ビール、ボトルワイン、リキュール、ソフトドリンク、ミネラルウォーター、氷、おしぼり、紙コップ、紙ナプキン、ポット類、陶器の食器やグラスなど、サービス用品は本当に数えきれないほどあります。

国際線では何百人ものお客様に対して、食事サービス、ドリンクサービス、見回り時の補充などを行うため、搭載量はかなり多くなります。新人CAの頃は、どこにそんなに入っているのかと思うくらい種類も量も多く、圧倒されると思います。

しかも実際の作業では、カートを1台扱うだけではありません。

ギャレイ担当になると、奥に格納されているカートを引き出して中身を確認し、また押し戻したり、手前と奥のカートの位置を入れ替えたりします。
機内後方から前方まで何台も動かすこともあり、これがなかなか重い作業です。

そんな時に、男性CAが高い場所のものをさっと取ってくれたり、重いカートを動かすのを自然に手伝ってくれたりすると、本当に助かりました。

決して頼りきるというわけではありませんが、気づくとさりげなくサポートしてくれる男性CAが多く、頼もしかったことを今でもよく覚えています。

フライト中には急病人が発生することもありますし、出発前にはお客様の手荷物収納をお手伝いする場面もあります。

特に、機内の上の棚であるオーバーヘッドストウェイジビン(手荷物を収納する上の棚)への収納時には、
背の高い男性CAがいることで助かる場面がありました。

また、ハンディキャップのあるお客様のサポートの場面でも、座席へのご案内や手荷物収納のお手伝いなどで
男性CAが自然に入ってくれて助かったことがあります。

急病人対応でも同じです。
もちろん対応はチーム全体で行いますが、体格的な安心感や落ち着いた対応で客室全体が安定することがありました。

機内備品の中には、安全運航上必ず搭載されていなければならないものがあります。

それらは高い棚の奥など、少し見つけにくい場所に収納されていることもあります。

出発前には必ず搭載確認を行いますが、男性CAが率先して確認し「●●OKです」と報告してくれると、クラス責任者をしている時などはとても助かりました。

また、お酒が入るとCAにちょっかいを出してくるお客様がいらっしゃることもあります。
そうした時に男性CAがスマートに間に入ってくれたこともありました。

彼らの存在が、客室の安心感につながっていた場面は少なくありません。

男性CAと働く中で印象的だったのは、ブリーフィングの場面です。

女性クルー中心のチームでは、お客様の気持ちや雰囲気を大切にした表現が多くなることがあります。

一方で男性CAがいると、原因・理由・対策といった論理的で実務的な視点が加わることがありました。

また、機内での行動についても、組織全体の利益を考えたビジネス視点から「もっとこうした方がいいのでは」と提案してくれることもありました。

コスト意識や作業効率といった視点は、私にとっても学びになることが多かったです。

お客様の中には、女性よりも男性に対応してもらう方が安心できるという方もいらっしゃいます。

実際、愛嬌のある接客やスマートな身のこなしで、女性のお客様に人気の男性CAも見かけました。

また、私はスポーツに詳しくなかったため、プロ野球選手やJリーガー、オリンピック選手などの著名人の方を担当する際に、
スポーツに詳しい男性CAに事前情報を教えてもらえて助かったこともあります。

さらに国際線では、ステイ先の治安に注意が必要な場所もあります。
そうした場面では男性CAが一緒にいてくれることで安心感がありました。

ここまで、私が現場で感じていた男性CAの強みをお話ししてきました。

まとめると、男性CAの強みは次の5つだと感じています。

  • 重いカートや機内備品を扱う場面での頼もしさ
  • 急病人対応や手荷物収納など体を使う場面での安心感
  • 安全確認や機内トラブル対応での落ち着いた判断
  • ブリーフィングや現場改善での論理的な視点
  • お客様対応やクルーの安心感を広げる存在

ここまで書いてきたことは、決して「男性だから女性より優れている」という話ではありません。

客室乗務員の仕事は、チームで安全とサービスを支える仕事です。

また、「男性脳」「女性脳」という捉え方もありますが、今は多様性が当たり前の時代です。

機内にはさまざまなお客様がいらっしゃいますし、働くクルーもさまざまです。

性別に関係なく、それぞれの強みを活かして働くことが、客室チームの強さにつながるのだと思います。

これからの時代は、男性CAの活躍の場もさらに広がっていくのではないかと思います。

男性CAが実際にどのくらいいるのか、現場でのリアルについては、こちらの記事でも詳しく書いています。
男性でもCAになれる?元JAL客室乗務員が見てきた男性CAのリアル

また、「男性CAの採用は女性より不利なのか?」という疑問については、こちらの記事でも解説しています。
男性CAの採用は女性より不利?客室乗務員の採用事情を解説

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CA面接合格メソッド代表 長尾円

この記事の執筆・監修者

長尾 円

『CA面接合格メソッド』代表。JAL・ANAの両社から内定を得た経験をもとに、現在はCA受験生向けに面接対策・ES対策・コミュニケーション指導を行っています。

単なる受験テクニックではなく、『面接官視点でどう伝わるか』『評価されるポイントはどこか』を大切にしながら、新卒・既卒を問わず、一人ひとりの強みを言語化して『自分の言葉で話せる状態』に整えるサポートを行っています。

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