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CAは安月給?リストラ?SNSの“CAのリアル”を事実で整理する(後編)|向いている人チェックリスト&面接の意味

ES・自己PR対策, モチベーション・メンタル, 合格者の傾向と対策

憧れだけでCAになると続かない?
ミスマッチを防ぐチェックリスト&面接の意味

前編はこちら:CAは安月給?リストラ?SNSの極端な“CAのリアル”を事実で整理する(前編)

後編では、受験生が判断に迷いやすいポイントを「ミスマッチ防止」の観点で、分かりやすく整理します。

  • 国内航空会社を企業規模(大・中・小)の目安で整理する
  • 向いている人チェックリスト(判定文つき)を用意する
  • なぜ面接で“見えない部分”を見られるのか、意味が腑に落ちるように解説する

賃金は、業界や職種だけでなく、企業規模でも平均が変わる傾向があります。だから「CA=安い」と雑に断定するのは危険です。

企業規模別の賃金(参考)
出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況(04 企業規模別)」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2024/dl/04.pdf

※企業規模の定義(例:大企業=常用労働者1,000人以上等)は、同調査の定義に基づきます:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2024/index.html

注意:航空会社の“企業規模”は、会社単体・連結・出向者の扱い等で見え方が変わります。

ここでは受験生が比較しやすい目安として整理し、最新の正確な人数は各社の会社概要・有価証券報告書等で確認してください。

※情報の出どころについて
CAや航空業界に関する情報の中には、立場上公開できない内容(社内資料・運航や訓練の詳細・未公表のルール等)を含むものが出回ることがあります。
受験生の皆さんは、不確かな情報や過度に刺激的な投稿に振り回されないためにも、公式発表・公的統計・企業の採用情報など、信頼できる一次情報を中心に判断することをおすすめします。
※「公式に出ていない情報」を知っても、面接で有利になるとは限りません。
ときどき「公式に出ていない情報まで集めたら、面接で有利になりますか?」という相談を受けます。
けれど一般論として、公式発表や確認できる範囲を超えた情報を持っていること自体が、合否を左右することはほとんどありません。
実際に、情報をくまなく集めた方でも落ちることはありますし、逆に「その会社のフライトを利用したことがある/ない」「機内でCAと話したことがある/ない」といった経験の有無が、合否を決めるわけではありません。
(※就職活動の際、飛行機に乗ったことがなくてもJALとANAどちらも合格している私の存在自体が証明にもなります。)

面接で評価されるのは、知識量よりも“あなた自身の再現性”です。
受け答えの一貫性、表情や声の印象、相手に合わせた反応、チームで働く姿勢、そして保安要員としての誠実さなど、
入社後も同じように発揮できる力が見られています。

だからこそ、余計な情報探しに時間を使うより、面接対策(話し方・伝え方・エピソードの整理)や、英語力の積み上げに時間をあてた方が、結果につながりやすいと考えています。

※「CA採用実績がある/募集が出やすい」主要どころを、受験生向けに大まかに企業規模に分けてみました。
ただ、総社員数が多く大企業だとしても、航空業界の中での認識では、準大手となる企業もあります。
また、最新のCA採用募集の有無については、各社採用ページで確認してください。

  • JAL(日本航空)
  • ANA(全日本空輸)
  • (グループ規模で大きい会社が多い)主要グループ各社
  • 大手LCC・準大手(会社による):例)Peach、Jetstar Japan など

※「大企業かどうか」は印象で決めず、会社概要の従業員数で確認するのが確実です。

  • 地域航空・準大手・一部LCC(会社による):例)スカイマーク、スターフライヤー、ソラシドエア、AIRDO、FDA など
  • 離島路線・地域密着の航空会社(会社による):例)IBEX、ORC など
  • 小規模運航の会社(会社による)

※航空会社は安全運航のため一定規模になりやすく、小企業に該当する会社は多くない可能性があります。

補足:「企業規模×CAの働き方」の見え方

  • 大企業:制度が整っている一方、求められる基準も高い/競争も激しい
  • 中企業:距離が近く裁量が大きい場合も/路線や運航スタイルで生活リズムが変わる
  • 小企業:会社文化に合う・合わないの影響が大きい/守備範囲が広い場合も

CAは憧れから目指していい仕事です。けれど、憧れだけで選ぶと、入社後の現実とのギャップで苦しくなり、早期退職することがあります。
ここでは、面接で見られやすい要素を自己確認できる形にしました。
現状確認のつもりで、気軽に試してみてください!

では、はじめましょう!
下記を読んで、当てはまる文章にチェックしてください。
最後に、チェックを入れた数(当てはまる数)を数えてください。

A:体調・生活リズム(継続勤務の土台)
☐ 睡眠・食事・運動のどれかを「自分なりのルール」で整えている
☐ 予定が崩れても、翌日までに立て直す方法がある
☐ 体調不良の予兆(喉・胃腸・頭痛など)に早めに気づける
☐ 疲れている時ほど、無理を続けず休む判断ができる
☐ 不規則になっても、食事や水分など最低限の自己管理ができる
☐ 長時間の移動や待機があっても、機嫌や集中を保ちやすい

B:ストレス耐性・切り替え(気持ちをこじらせない力)
☐ 嫌な出来事があっても、引きずり続けない工夫がある
☐ その場の空気が悪くても、自分から悪化させない言動を選べる
☐ 注意や指摘を受けても、感情的になりにくい
☐ うまくいかなかった時に「改善点」を冷静に見つけられる
☐ 緊張するときほど、呼吸・声・表情を整えようとできる
☐ 気分の上下があっても、仕事中は安定した対応を心がけられる

C:対人・チーム(協働できるか/周囲に良い影響を与えるか)
☐ 初対面でも、相手が話しやすい雰囲気を作るのが得意だ
☐ 相手の立場に合わせて、言い方・表情・間を調整できる
☐ 自分の都合より、チーム全体の動きや流れを優先できる
☐ 忙しい時ほど、報連相(共有・相談・確認)を丁寧にできる
☐ ミスが起きた時に、責めるより先に「安全に戻す行動」を選べる
☐ 周囲が困っているサインに気づき、自然にフォローできる
☐ 価値観の違う人がいても、必要以上に敵対しない

D:規程・誠実さ(保安要員としての土台)
☐ ルールや手順を守ることが苦痛ではない(むしろ安心する)
☐ 「自分流」にねじ曲げず、確認して合わせる姿勢がある
☐ うっかりや思い込みを防ぐために、二重確認を習慣にできる
☐ 小さな不明点でも、聞かずに進めない(確認できる)
☐ 「見られていない場面」でも、誠実に振る舞える

E:学習・キャリア(長く働く前提で伸びるか)
☐ 英語など、積み上げが必要なことをコツコツ続けられる
☐ 指導を受けたら、次までに改善して見せるのが好きだ
☐ 自分の弱点を「恥」ではなく「伸びしろ」として扱える
☐ 将来的に役割が増えること(教育・指導・企画等)に前向きだ
☐ 仕事の中で学んだことを、次に活かすメモや振り返りができる

F:サービス・印象(好かれるより“安心される”)
☐ 相手の不安を察し、落ち着かせる言葉や態度を取れる
☐ 予定外のことが起きても、表情や声が荒れにくい
☐ 丁寧さとスピードのバランスを、状況で切り替えられる
☐ 相手の立場で考えて、先回りして案内や提案ができる

【判定(目安)】
当てはまる数を数えてください。
多い・少ないで合否が決まるものではなく、「準備の優先順位」を見つけるための目安です。

・0〜8個:憧れ先行の可能性。まずは仕事内容理解と生活・体調の土台作りから始めるとミスマッチが減ります。
・9〜18個:受験可能。伸びしろが明確なタイプ。弱い分野(体調/切り替え/報連相など)を対策に変えると強いです。
・19〜30個:相性が良い可能性が高いタイプ。面接では具体例で「再現性」を示せるように整えましょう。
・31個以上:かなり適性が高い可能性。過信せず、印象(表情・声・反応)と一貫性の磨き込みが決め手になります。

※チェックが多いほど「完璧」という意味ではありません。大切なのは、自分の傾向を理解して対策できることです。

4)面接は「ミスマッチを減らすための場」

航空会社が面接に力を入れるのは、書類だけでは見えない部分を確認し、長く活躍できる人を丁寧に選びたいからです。
受験生にとっても面接は、会社との相性を見極める場です。
合格のためだけでなく、入社後の納得感のために、ここは大切にしてほしいと思っています。

5)CAは「保安要員」— だから“人柄”まで見られる

CAはサービス職であると同時に、保安要員でもあります。
どの航空会社も、いざという時に責務を果たすことのできる信頼できる人を望んでいます。
安全・規程遵守・緊急時対応・チーム連携が前提にあるため、面接では健康面(継続勤務できるか)、対人関係の安定感(協働できるか)、切替力(ストレス下で崩れないか)、誠実さ(ルールを守れるか)といった“書類では見えない要素”が重視されやすくなります。

6)給与の話をするときの注意(受験生が誤解しないために)

一般論として:乗務歴が短いCA経験者の自己申告で「CAの給与は安い」と断定するのは難しいことがあります。

  • 社内評価が高い人は、同じ勤続年数でも昇格やフライト以外の役割(指導・教育・本社業務など)を任される場合がある
  • 役割の違いでキャリアルートが分かれ、将来的な収入の見え方も変わることがある
  • 手当・出張旅費(パーディアム)など、内訳で体感が変わる

だからこそ、一部の経験者の声だけを鵜呑みにして、自分の将来を決めないことが大切です。

7)退職金について補足(体験談の扱い方)

また、退職金がある場合でも、勤続年数・規程・退職理由(自己都合/会社都合など)によって、受給条件や金額が変わることが一般的です。
これらの条件は、勤務先の就業規則・退職金規程などで確認できる場合が多い一方、社外から正確に把握するのは難しいのが現実です。
さらに、仮に「以前その会社で働いていたCA」からの情報であっても、その方の勤続年数が退職金の支給条件を満たしていなかった可能性もあります。
そのため、個人の体験談だけで「退職金がない会社」と一概に言い切らないことが大切です。

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シェア用ひと言(コピペOK)
CAはサービス職であり保安要員。極端な投稿に振り回されず、ミスマッチを防ぐためのチェックリストと面接の意味を整理しました。


<参考リンク>
・厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2024/index.html
・(退職金は法律上の義務ではないが用意している例が多い)厚生労働省資料
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11201000-Roudoukijunkyoku-Soumuka/0000122770.pdf
・e-Gov法令検索「労働契約法」
https://laws.e-gov.go.jp/law/419AC0000000128/


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