「AI面接って、何を見られているの…？」

最近はJALをはじめ、CA採用の初期選考でAI面接を取り入れる企業が増えています。AIは、声のトーン、話すスピード、表情や視線、回答の一貫性などをデータ化して評価します。

人が評価しないと伝わりにくかった「雰囲気」や「頑張り」が見えづらく、不安に感じやすいのも無理はありません。ただし、ここで知っておいてほしい大切な事実が一つあります。

AI面接のデータは、最終的に面接官の手元でも確認されています。
実際にJALで採用面接を担当している同期からの情報で、AIはあくまで“参考データ”。
面接官は目の前の受験生をまず見て、総合的に評価しています。

つまり「機械だけで決まる」わけではありません。人に伝わる話し方を磨けば、AI面接も通過点にできます。

AI面接が数値化している主なポイント

• 声のトーン・抑揚：単調になりすぎず、明るくハキハキと聞こえるか。
• 話すスピード：早口すぎない／遅すぎない。聞き取りやすいテンポか。
• 表情・視線：自然な笑顔、カメラ目線、表情の柔らかさや動き。
• 回答の一貫性・構成力：質問の意図をとらえ、筋道立てて話せているか。

要するに、評価の軸は「違和感のないコミュニケーション」。内容×見え方×聞こえ方の総合点です。

不安になりやすいポイントと考え方

• 基準が非公開：企業ごとにアルゴリズムが違い、点数の付け方は公開されません。
• “努力”が伝わりにくい：「誠実さ」「頑張り」などの温度感は数値化されにくい。
• 一度のミスが怖い：噛んだ／固まった等を過大評価してしまいがち。

でも大丈夫。AIのスコアは参考であり、最終判断は人。ここを理解するだけで、緊張は和らぎます。

AI面接との“上手な付き合い方”

1. 全部わかろうとしない：企業独自の基準を追うより、伝わり方に集中。
2. 人間相手の練習が最大の対策：会話力＝対人で磨かれます。CA面接は求められる素養がハッキリあるので、ぜひ模擬面接でブラッシュアップをおすすめします！CA面接に特化した模擬面接をしたい方はこちら
3. AI面接は“予選”と捉える：ふるい分けの役割。本番は人間面接での印象勝負。

AIを“味方”にする練習法（今日からできる3ステップ）

• ① ChatGPTで模擬面接：「面接官として質問してください（50秒で答える想定）」と指示し、声に出して回答。録音して聞き返す。
• ② ボイス＆テンポ確認：無料の録音アプリで声の高さ・間・語尾の伸びをチェック。落ち着いて短く、語尾は言い切りを意識。社会人や話し方のきれいな人にチェックして改善点を教えてもらうのも◎。
• ③ カメラで表情チェック：スマホ／PCで録画。目線（レンズへ）・口角・頷き・姿勢（胸を開く）を確認。カメラ目線はやってみると難しいと感じる人も多いです。早めに試してみることをおすすめします。

目安は回答50秒〜1分。STAR法やPREP法で構成するとシンプルに伝えやすくなります。

まとめ｜AIは敵ではなく、印象を磨く「練習台」

• AI面接は「印象の一貫性」と「自然な会話」を数値化。
• スコアは面接官にも共有されるが、最終判断は人の目。
• 人間×AIの両方で練習し、安心感のある話し方を身につけよう。

AI面接は通過点。“選ばれる印象力”を整え、本番の面接で最大限に伝えましょう。