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CA面接は回答を準備して終わりではない|想定外の質問にも対応できる実践練習とは

CA面接対策

CA面接は回答を準備して終わりではない|想定外の質問にも対応できる実践練習とは

CA面接に向けて、志望動機や自己PR、学生時代に力を入れたことを考え、想定質問への回答も準備した。

それなのに、

「面接になると、うまく話せる気がしない」

「想定していなかった質問が来たら、頭が真っ白になりそう」

「準備した質問なら答えられるけれど、深掘りされるのが怖い」

そんな不安を感じている方もいるのではないでしょうか。

ここまで準備しても不安が残っているなら、さらに想定質問を増やして、回答を作り続けることが解決策とは限りません。

そろそろ、準備した回答を「作る」段階から、本番で「使える」状態にする段階へ進むタイミングかもしれません。

CA面接は、準備した回答を正確に発表する場ではありません。

面接官の質問を聞き、何を聞かれているのかを考え、自分の経験や考えの中から、その場で伝えることを選ぶ。

そして、相手に伝わるように自分の言葉で話す。

本番で必要になるのは、そんな実践力です。

CA面接対策の全体像を先に整理したい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
【CA面接対策まとめ】評価軸・質問・GD・ES準備までわかる完全ガイド
CA面接では、質問への答え方だけでなく「面接官がどんな評価軸で受験生を見ているのか」を理解しておくことが重要です。
面接官が見ているポイントを体系的にまとめた記事はこちら。
CA面接で見られている6つの評価軸|面接官が見ているCAの素養

「ESから質問される」と聞くと、ESの設問に対して書いた回答文を中心に想定質問を考える方が多いかもしれません。

しかし、面接官が質問の材料にするのは、ESの回答文だけではありません。

学歴や専攻、住所、出身地、趣味・特技、資格、写真など、提出した情報全体から「もう少し聞いてみたい」と思うところを見つけることがあります。

さらに面接が始まれば、入室したときの印象や表情、声、自己紹介、そして直前に答えた内容も、次の質問につながっていきます。

たとえば、大学は関東圏、現在の住所も大学へ通学できる首都圏。でも出身地は別の地域だったとします。

面接官がプロフィールを見て、「ご出身は○○なんですね」と尋ね、そこから、「では、○○のお国自慢をしてください」と続くかもしれません。

受験生にとっては「そんな質問、準備していなかった」と感じるかもしれませんが、面接官側から見れば、プロフィールから自然につながった質問です。

部活動についても同じです。

スポーツ系の部活動経験が書かれていても、キャプテンや部長などの役職がなければ、集団の中でどのような存在だったのかまでは分かりません。

そこで、「部活動ではどんな役割でしたか?」と直接聞くこともあれば、

「仲間と一緒に何かを成し遂げた経験を教えてください」

「周囲とうまくやっていくために、どんなことを大切にしていますか?」

と、少し広い切り口で聞くことも考えられます。

後者なら、部活動だけでなく、ゼミやアルバイトなど、本人が話しやすい経験を選ぶこともできます。

質問の言葉だけを見るのではなく、「面接官は、この質問から私の何を知りたいのだろう?」と考えてみることが大切です。

私自身、新卒で就職活動をしていたとき、応募書類の部活動欄に、「アイデア研究部、副部長」と書いていました。

これだけでは、何をしている部なのか、ほとんど分かりません。

ですから私は、「アイデア研究部って、何をする部なんですか?」と聞かれるだろうと思っていました。

実際、複数の企業の面接でこのことを聞かれた記憶があります。

私にとっては「来た!」という感覚です。

聞かれたら困る質問ではなく、むしろ聞いてもらえたら、そこから面接官と言葉のキャッチボールができる質問でした。

想定質問を考えるというと、過去の面接質問をできるだけたくさん集めることに目が向きがちです。

もちろん、過去にどんな質問が出ているのかを知ることも役立ちます。

でも、その前に一度、自分が提出した書類を面接官になったつもりで眺めてみてください。

「この人はどんな人に見えるだろう?」

「すでに伝わっていることは何だろう?」

「逆に、書類だけでは分からないことは何だろう?」

「もっと詳しく聞きたくなるところはどこだろう?」

「少し気になるところはないだろうか?」

こうして見直してみると、「想定外」だと思っていた質問の中には、実は自分の提出した情報から予測できるものもあります。

実践的な面接準備で、まず取り組んでほしいのが、「これを聞かれたら困る」という質問を減らしていくことです。

「この経験を深掘りされたら困る」

「なぜ?と聞かれるとうまく説明できない」

「この部分にはあまり触れてほしくない」

そう感じるところがあるなら、そこを避けるための回答を作るのではなく、なぜ答えにくいのかを一度整理してみます。

目指したいのは、「聞かれたら困る」から「聞かれても大丈夫」へ。

さらに準備が進めば、「むしろ、そこを聞いてもらえたら自分のことを伝えられる」という質問に変わることもあります。

想定外の質問に対応する力というと、どんな質問にも即興で答えるアドリブ力を想像するかもしれません。

でも、その土台にあるのは、自分自身についてきちんと整理できていることです。

面接指導をしていると、「志望動機で伝えたいことが3つあって、1つに絞れません」という相談を受けることがあります。

志望動機に限らず、質問に対して話したいことが複数あり、何を選べばよいか分からないという方は少なくありません。

もちろん、本番で一度にあれもこれも話してしまえば、結局何を伝えたいのか分からなくなってしまいます。

答えるときには、伝える内容を絞ることが必要です。

でも、「本番で話す内容を1つに絞ること」と、「準備段階から使える材料を1つしか持たないこと」は別です。

自分の中に伝えたいことが複数あるなら、最初から無理に捨ててしまうのではなく、それぞれについて整理しておくこともできます。

本番では、それまでの質問で何を話したのか、面接全体でどんな自分が伝わっているのかを考えながら、今の質問にはどの経験を使うのかを選びます。

グループ面接であれば、前の受験生と似た話になったときに、別の経験を選ぶこともできるでしょう。

「この質問が来たら、この回答を言わなければ」ではなく、「私はいくつか使える材料を持っている。今はどれを使おう?」と思える。

この「選べる状態」が、本番での心のゆとりにもつながります。

まだ面接で使える材料そのものが少ないと感じている新卒の方は、日々の経験を残しておくことから始めてみてください。

CA新卒面接|学生のうちから始めたい「面接ネタ貯金」の作り方

面接では、同じようなことを確認する質問でも、切り口や設定を変えて聞かれることがあります。

たとえば、同じチームでの経験を使える質問だったとしても、

「チームで成果を出した経験」を聞かれているのか、

「意見の違う相手とどう関わったのか」を聞かれているのか、

「集団の中で自分はどんな役割をすることが多いのか」を聞かれているのかでは、伝えるべきポイントが変わります。

使う経験が同じだからといって、準備した文章を最初から最後まで同じように話せばよいわけではありません。

質問によって、最初に伝える結論が変わることもあります。

同じ経験の中でも、どの部分を中心に話すのかが変わることもあります。

だからこそ、実践練習では「覚えてきた文章をきれいに話せたか」だけを確認しても、本番への対応力は十分には分かりません。

質問を聞いて、「今、何を聞かれているのか」を考え、自分が準備してきた材料をその質問に合わせて使う。

準備した文章をそのまま再生するのではなく、必要な部分を選び、質問に合わせて組み立て直す。

この練習が、本番での実践力につながります。

実際の面接では、似たような質問が続くこともあります。

そこで起きやすいのが、「そのエピソード、さっきの質問でもう話してしまった」という状況です。

もちろん、質問に答えるために同じ経験を使うことが悪いわけではありません。

ただ、別の経験でも十分に答えられるのであれば、「さっきはアルバイトの話をしたから、今度はゼミの経験を使おう」と選択することもできます。

面接官にとっては、まだ知らなかった一面を知る機会になります。

大切なのは、1問ずつを切り離して考えるのではなく、面接全体の中で、

「私はここまでに何を伝えたのか」

「まだ伝わっていない自分は何か」

を考えられることです。

準備した回答を順番に披露するのではなく、面接の流れの中で、今何を伝えるのかを選ぶ。

これも、本番で必要になる実践力の一つです。

自分では気づきにくい「伝え方のクセ」や、面接対策でどこから直せばよいのかを整理したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

模擬面接を重ねても受からない理由|面接タイプ診断で「直す順番」が分かる

私が面接指導で大切にしているのは、

「嘘をつかない」

「盛りすぎない」

「自慢話にしない」

ということです。

実践練習をしていると、質問に何とか答えようとして、思わずその場で取り繕った言葉が出てくることがあります。

本人に嘘をつこうという意図があるわけではありません。

沈黙したくない。

うまく答えたい。

面接官に評価されそうなことを言わなければ。

そんな気持ちから、つい口をついて出てしまうこともあります。

そんなときは、「本当にそうなの?」と確認することがあります。

すると、

「実は、そこまでそう思っていません」

「今聞かれたので、ついそう答えてしまいました」

ということもあります。

それなら、そこで一度戻ればいいのです。

本当はどう思っているのか。

その経験から何を感じたのか。

そして、面接を通してどんな自分を知ってもらいたいのか。

改めて考え、言葉にしていきます。

想定外の質問に強くなるためにも、「面接で評価されそうな言葉」を増やすことより、自分が実際に経験したことや、本当に考えていることを整理しておくことが大切です。

自分の中に確かな材料があれば、質問の表現が変わっても、そこから答えを組み立てることができます。

CA面接合格メソッドでは、LINE公式にご登録いただいた方へ、「CA面接|6つの評価軸で整理した頻出質問100」をご用意しています。

ただし、この100問すべてに対して、100個の回答文を作る必要はありません。

むしろおすすめしたいのは、「100問に答えを用意する」のではなく、「100の切り口から自分を見直す」という使い方です。

質問を見たら、すぐに回答文を書き始めるのではなく、

「この質問で、面接官は何を知ろうとしているのだろう?」

「6つの評価軸のどこにつながるだろう?」

「自分なら、どの経験を使えるだろう?」

と考えてみてください。

そして、実際に声に出して答えてみます。

うまく言葉が出てこなかった質問や、話が長くなってしまった質問、何を伝えればよいのか迷った質問には印をつけておく。

それだけでも、自分がこれから準備した方がよいところが見えてきます。

質問集は、答えを暗記するためのものではありません。

質問の切り口が変わっても、自分の経験や考えから答えられるようになるための練習材料として活用してください。

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CA面接合格メソッドのご利用ガイド|LINE登録・無料特典・サポートの流れ

ここまでの準備は、一人でもかなり進めることができます。

自分のESを読み直す。

聞かれたら困る質問を洗い出す。

100の質問を使って、質問の意図を考える。

自分の経験を整理して、実際に声に出して答えてみる。

ぜひ、ここまでは自分でもやってみてください。

ただ、面接対策には、自分一人で練習しているだけでは見えにくいことがあります。

その一つが、「自分が伝えたいこと」と「相手に伝わっていること」の違いです。

自分では十分に説明したつもりでも、初めてその話を聞いた人には肝心な部分が伝わっていないかもしれません。

自分では自然につながっていると思っている話でも、相手には「なぜ、そう考えたのだろう?」という疑問が残っているかもしれません。

また、自分のESを何度も読み返していると、書かれている内容をすでに知っているため、初めて読む面接官と同じ目線で見ることは難しくなります。

自分の「伝わり方」を整理したい方へ
自分の話し方や伝え方には、自分では気づきにくいクセがあります。
「何を直せばいいのか分からない」「模擬面接を重ねても手応えが変わらない」という方は、面接タイプ診断を使って「直す順番」を整理してみてください。
模擬面接を重ねても受からない理由|面接タイプ診断で「直す順番」が分かる

ESを初めて読んだ人が、

「ここをもっと聞いてみたい」

「この経験について、もう少し詳しく知りたい」

「ここには書かれていないけれど、この人はどんな考え方をするのだろう?」

と感じる部分は、自分では気づきにくいものです。

そして、もう一つ自分では気づきにくいのが、複数の回答を通して伝わってくる「その人らしい軸」です。

面接では、さまざまな角度から質問されます。

志望動機と学生時代の経験では、話す内容は違います。失敗した経験や周囲との関わり方について聞かれれば、また別のエピソードを話すでしょう。

一つひとつの質問には、それぞれ違う内容で答えていて構いません。

それでも、いくつもの回答を続けて聞いていると、

「この人は、人との関係をとても大切にしているんだな」

「何か起きたときに、まず周囲をよく見て動く人なんだな」

「自分で考えて工夫することを大切にしているんだな」

といった、その人らしい考え方や行動の傾向が見えてくることがあります。

私は、これも面接で伝わる「一貫性」の一つだと考えています。

一貫性とは、どの質問にも同じ強みや同じエピソードを繰り返すことではありません。

違う質問に違う経験で答えていても、その奥にある価値観や考え方、行動の傾向に、その人らしさが感じられること。

そして興味深いことに、本人自身がその軸に気づいていないことも少なくありません。

実際に話を聞いている第三者だからこそ、「さっきの話と今の話は、経験は違うけれど、あなたのこういうところが共通して出ていますね」と見えてくることがあります。

それは、本人が「面接で見せなければ」と考えて作った強みではなく、これまでの経験を話す中で自然に繰り返し表れているものです。

こうした準備の変化を、CA受験合格までの4つのフェーズとして整理した記事もあります。

CA受験|あなたは今どの段階?合格までに必要な準備を4つのフェーズで整理

面接で実際に話してみて初めて見えてくることは、ほかにもあります。

質問に答えているつもりでも、少しずれている。

結論を先に伝えたつもりでも、何を一番伝えたいのか分かりにくい。

同じエピソードを何度も使っていて、ほかの自分がほとんど伝わっていない。

あるいは、うまく答えようとするあまり、本来の自分とは少し違う言葉を選んでいる。

こうしたことは、自分の回答を自分で評価しているだけでは、なかなか見えてきません。

だからこそ、実践練習には意味があります。

模擬面接の目的は、「正解の回答を教えてもらうこと」ではありません。

実際に誰かと対話することで、自分がどう見えているのか、どう伝わっているのかを知ること。

そして、相手から返ってくる質問やフィードバックによって、自分では気づいていなかった部分を見つけていくこと。

準備してきた回答を確認するだけではなく、こうした「一人では見えなかったこと」を見つけ、本番で使える状態にしていくことも、実践練習の大切な役割です。

CA面接の準備では、志望動機や自己PRを考えることも、想定質問に対する回答を準備することも大切です。

準備をしなくてよいわけではありません。

むしろ、しっかり準備するからこそ、本番で使える材料が増えていきます。

ただし、そこで終わりではありません。

準備した文章をそのまま再生するのではなく、

質問を聞く。

意図を考える。

それまでの面接の流れを振り返る。

自分の中にある材料から、今伝えることを選ぶ。

質問に合わせて組み立てる。

そして、自分の言葉で相手に届ける。

そこまでできるようになって、初めて「面接で使える準備」になります。

個別面接セッションでは、一人ひとりのESやこれまでの経験を踏まえながら、本番を想定した実践練習を行っています。

目指しているのは、想定質問をたくさん覚えて「何を聞かれても準備した回答を言えるようになること」ではありません。

質問を受け取って、その場で考え、自分の中から選んで話せるようになることです。

実際に受験を終えた方から、「緊張したけれど、面接が楽しかったです」と報告をいただくことが度々あります。

第一志望の面接で緊張するのは当然です。

それでも、準備した回答を思い出すことだけに必死になるのではなく、面接官の話を聞き、表情を見ながら、自分の言葉で会話ができる。

CA面接で目指したいのは、そんな状態です。

回答を準備したら、次は「話す練習」へ。

そして、ただ繰り返し話すのではなく、準備したものをその場で考え、選び、組み替えて伝える実践練習へ進んでみてください。

「想定質問への回答は作ったけれど、本番になると話せるか不安」

「深掘りや想定外の質問にも、自分の言葉で答えられるようになりたい」

「自分の回答が、相手にどう伝わっているのか確認したい」

という方には、個別面接セッションをご用意しています。

個別面接セッションは、準備してきた回答を暗記どおりに話せるかをチェックする場ではありません。

一人ひとりのESや経験、現在の課題に合わせて、自分で考え、選び、相手に伝えるための実践練習を行います。

基本となる120分のセッションでは、じっくり話しながら整理したい方、実際の面接を想定して練習したい方にも、その時点で必要な内容に合わせて進めています。

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CA面接合格メソッド代表 長尾円

この記事の執筆・監修者

長尾 円

『CA面接合格メソッド』代表。JAL・ANAの両社から内定を得た経験をもとに、現在はCA受験生向けに面接対策・ES対策・コミュニケーション指導を行っています。

単なる受験テクニックではなく、「面接官視点でどう伝わるか」「評価されるポイントはどこか」を大切にしながら、新卒・既卒を問わず、一人ひとりの強みを言語化して「自分の言葉で話せる状態」に整えるサポートを行っています。

このブログでは、CA受験生が長く参考にできるよう、JAL・ANAを中心とした採用情報、面接対策、ES対策、選考の考え方をわかりやすく発信しています。

メディア掲載実績
すみだ経済新聞「キーパーソンインタビュー」にて、長尾円の特集インタビュー記事が全3回にわたり掲載されました。詳しくはプロフィールページに掲載しています。

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