身長が低くてもCAになれる?小柄な方でもチャレンジしやすい航空会社と応募前に知っておきたいこと
身長が低くてもCAになれる?
小柄な方でもチャレンジしやすい航空会社と応募前に知っておきたいこと
「身長が低いから、客室乗務員になるのは難しいかもしれない」と考え、CAへの挑戦を諦めようとしていませんか。
確かに、航空会社によっては身長やアームリーチに関する条件が設けられることがあります。
一方で、募集要項に身長やアームリーチの数値条件を記載していない航空会社もあり、運航する機材の大きさ、客室の構造、非常用装備の配置などによって、保安要員である客室乗務員に求められる身体条件も異なります。
身長が低いという理由だけで、すべての航空会社への応募を諦める必要はありません。
この記事では、身長とアームリーチの違い、選考で確認される方法、機材によって身体条件が異なる理由、実際に小柄な受験生が選考を通過・合格した例、小柄な方も企業研究しておきたい航空会社、入社後を見据えた体力づくりまでまとめて解説します。
本記事をお読みいただく前に
航空会社の応募資格、身体条件、選考方法は、募集時期によって変更される場合があります。
募集要項に身長やアームリーチの条件が記載されていない場合でも、客室乗務員として必要な保安業務を安全に遂行できることが前提です。
応募を検討する際は、必ず各航空会社の公式採用サイトに掲載された最新の募集要項をご自身で確認してください。
本記事は、特定の身長での応募資格や合格を保証するものではありません。
身長だけを理由に可能性を狭めず、自分に合う航空会社を探すための参考情報としてご利用ください。
身長が低いだけでCAになれないわけではありません
客室乗務員は、お客様へサービスを提供するだけでなく、機内の安全を守る保安要員です。
緊急時を含め、機内にある設備や非常用装備を安全かつ確実に取り扱えることが求められるため、航空会社によっては身長の目安を示したり、選考時にアームリーチを確認したりする場合があります。
ただし、募集要項に身長やアームリーチの数値条件を記載していない会社もあります。
実際の採用では、機内設備を安全に取り扱えるか、緊急時の保安業務を遂行できるか、必要な体力や健康状態を備えているか、安全意識や責任感があるか、お客様や仲間と適切に連携できるか、航空会社が求める人物像と合っているかなどを含め、総合的に適性が確認されます。
募集要項に身長条件が示されていない会社まで、「自分には無理」と応募前から決めつける必要はありません。
応募資格を満たしているのであれば、企業研究を行ったうえで、実際に選考を受けることを検討してみましょう。
アームリーチとは?身長との違い
アームリーチとは、立った状態で腕を伸ばし、どの高さまで手が届くかを示すものです。
身長が同じでも、腕の長さ、肩の位置、身体の柔軟性、手を伸ばしたときの姿勢などによって、届く高さには個人差があります。
そのため、身長だけで応募の可否を決めるのではなく、実際にどこまで手が届くかを確認する航空会社もあります。
客室乗務員には、機内の収納設備や非常用装備へ安全に手が届くことが必要ですが、必要とされる高さは航空会社、運航機材、客室の仕様によって異なります。身長が低くてもアームリーチが十分な方もいるため、「身長が何センチだから無理」と一律に判断することはできません。
アームリーチは、気づかないうちに確認されることもあります
航空会社によっては、「これからアームリーチを測定します」と案内し、一定の高さに手が届くかを明確な選考項目として確認する会社があります。
一方で、受験生本人にはアームリーチの確認とは説明されず、身体の動きや腕の可動域を確認する流れの中で見られている場合もあります。
例えば、壁に沿って腕を上方へ伸ばすよう指示されたり、「腕や肩の可動域を確認します」と声をかけられたり、特定の場所へ手を伸ばすよう求められたりするケースです。肩や腕が問題なく動くかを確認すると同時に、客室乗務員として必要な高さまで手が届くかを見ている可能性があります。
どの選考段階で、どのような方法により確認するかは航空会社によって異なるため、「アームリーチ測定という項目がなかったから、確認されていない」とは限りません。
保安業務に関わる確認です。会社の指示に従い、自然な姿勢で正直に対応しましょう。
どのような確認をされるかを過度に意識するよりも、日頃から肩や腕の柔軟性、姿勢、筋力、体力を整えておくことが大切です。
航空会社によってアームリーチの考え方が違う理由
航空会社によって身長やアームリーチの考え方が異なる理由の一つが、機種ごとに客室の構造や保安設備の配置が違うことです。
大型機と小型機では、客室の天井、収納棚、ギャレー、非常口周辺の構造などが異なります。
同じ航空会社であっても、乗務する機種が変われば、非常用装備の種類や収納場所が異なる場合があります。
私がJALで乗務していた当時の機材の中にも、海上での緊急脱出時に使用する救命いかだや、幼児用ライフベストの予備などが、客室天井近くの高い位置にある収納スペースへ格納されている機材がありました。
客室乗務員は、通常時のサービスだけでなく、緊急時には必要な保安設備を迅速かつ安全に取り出し、お客様の避難や救命に使用しなければなりません。
機材によって、救命いかだ、予備のライフベスト、非常用装備、応急処置用品、収納棚、非常口周辺設備、ギャレーや乗務員用収納設備などの配置が異なります。そのため、「身長○cmなら、すべての航空会社で同じように判断される」というものではなく、それぞれの航空会社が、使用機材や保安業務の内容を踏まえて判断していると考えると分かりやすいでしょう。
航空会社が確認しているのは、その会社が運航する機材で、必要な保安業務を安全に遂行できるかどうかです。
身体条件は見た目のためではなく、安全を守るために確認されていることを理解しておきましょう。
上記は、筆者がJAL在籍時に実際に乗務した、現在はJALで運航されていない機材での経験をもとにしています。
具体的な操作手順や、現在運航中の機材に関する保安上の詳細を説明するものではありません。
大型機だけでなく、小型機を運航する航空会社にも目を向けよう
大型機では、客室内の収納棚や一部の設備が比較的高い位置にあり、高い場所まで安全に手が届くことを確認される場合があります。
一方、小型機では、天井、収納設備、非常用装備などの位置が大型機とは異なり、募集要項に身長やアームリーチの具体的な数値が記載されていないケースも見られます。
ただし、小型機を運航する会社なら身長に関係なく採用されるという意味ではありません。
小型機であっても、機内設備や非常用装備を確実に扱い、お客様を安全に誘導し、限られた機内空間で迅速に行動し、少人数の乗務体制で自分の役割を果たす必要があります。
大手航空会社や大型機だけに応募先を限定せず、小型機を運航する会社にも目を向けることで、自分の身体条件や強みを生かせる環境が見つかる可能性があります。
身長だけでは選考結果を予測できません
私は20年以上、客室乗務員を目指す方の受験サポートを続けてきました。
その中には、身長が低くても書類選考や面接を通過し、最終選考まで進んだ方や、内定を獲得した方がいます。
- 身長154cmでJALの新卒最終面接まで進んだ方
- 身長151cmでPeachの既卒最終面接まで進んだ方
- 身長157cmでANAの客室乗務員に合格した方
このような実例からも、身長が低いという理由だけで、書類選考や面接の段階で一律に不合格になるわけではないことが分かります。
一方で、採用の最終段階では、健康診断、身体条件、機内設備を安全に扱えるかなども含め、総合的に判断される可能性があります。
したがって、「最終面接まで進んだから身体条件も必ず問題ない」とも、「身長が低いから最初から合格の可能性はない」とも言い切ることはできません。
募集要項の条件を満たしているのであれば、身長だけを理由に受験を諦める必要はありません。
そのうえで、運航機材や身体条件の考え方が異なる航空会社を含め、応募先を広く検討することをおすすめします。
上記は、CA面接合格メソッドが実際にサポートした受験生の事例です。
特定の身長での合格を保証するものではなく、航空会社の公式な採用基準を示すものでもありません。
航空会社によって、採用されてきた方の傾向にも違いがあります
私が長年CA受験を見てきた中では、過去のANAは、JALと比べて比較的高身長の方が採用されるケースが多い印象がありました。
かなり以前には、160cm未満の合格者がほとんど見られない時期もありましたが、実際には身長157cmでANAに合格した方をサポートした実績もあります。
このことからも、過去の傾向だけで「何センチなら合格できる」「何センチなら不可能」と明確に線を引くことはできません。
採用方針、運航機材、選考方法、応募者全体の構成などは時代とともに変わります。
過去の採用傾向は参考になりますが、現在の合否を決める公式基準ではありません。
第一志望だけに絞らず、可能性を広げる受験戦略を
身長が気になる方ほど、第一志望の一社だけに絞らず、幅広く航空会社を研究することをおすすめします。
JALやANAなどの大手航空会社、Peachやスカイマークなどの中堅・LCC、JACやIBEXなどの地域航空会社、小型機を運航するリージョナルエアライン、就航準備中の新規航空会社では、機材、客室設備、身体条件、勤務地、働き方、求める人物像が異なります。
身長だけで会社を選ぶ必要はありませんが、自分の身体条件に合う可能性がある会社を知っておくことは、受験戦略として重要です。
身体条件を満たせるかどうかだけで応募先を決めず、勤務地、路線、社風、仕事の範囲、将来のキャリアまで含めて、自分が長く活躍できる会社を探しましょう。
小柄な方も企業研究しておきたい航空会社
ここでは、小型機を運航している航空会社、過去の募集要項で身長・アームリーチの具体的な数値条件が明記されていなかった会社、実際に小柄な方の選考通過例や採用例がある会社などを紹介します。
ただし、運航機材や募集条件は変更される場合があります。
ここで紹介する会社について、小柄な方の応募資格や合格を保証するものではありません。応募時には必ず最新の募集要項をご確認ください。
日本エアコミューター(JAC)

日本エアコミューターは、鹿児島空港を中心に離島や地域を結ぶ、JALグループの地域航空会社です。
ATR42・ATR72といった小型のターボプロップ機を使用しており、過去の募集要項では、健康、視力、語学力などの条件が示されている一方、身長やアームリーチに関する具体的な数値条件は記載されていません。
150cm台前半の小柄な客室乗務員も乗務しているとの情報があり、企業研究しておきたい会社の一つです。
- リンク:日本エアコミューター(JAC)企業研究
- リンク:日本エアコミューター(JAC)募集情報アーカイブ
IBEXエアラインズ

IBEXエアラインズは、仙台空港を拠点に、地方都市間や大都市と地域を結ぶ路線を運航しています。
比較的小型のリージョナルジェットを使用しており、大型機とは客室の広さや設備が異なります。
少人数の客室乗務員で安全とサービスを担うため、身長だけでなく、自立性、判断力、連携力も重要になる会社です。
JCAS Airways

JCAS Airwaysは、関西国際空港を拠点として地域間を結ぶ航空ネットワークの構築を目指している、就航準備中の航空会社です。使用予定機材としてATR72-600型機が公表されています。
2025年の初回募集はCA経験者を対象としていましたが、今後の募集条件は変更される可能性があります。
身体条件だけでなく、変化への対応力、会社づくりへの主体性、地域への関心も考えておきたい会社です。
オリエンタルエアブリッジ(ORC)

オリエンタルエアブリッジは、長崎県内の離島路線をはじめ、地域の暮らしを支える航空路線を運航しています。小型のターボプロップ機を使用する地域航空会社であり、機内設備や働き方も大型機とは異なります。
最新の募集要項と使用機材を確認しながら企業研究しておきたい会社です。
- リンク:オリエンタルエアブリッジ(ORC)企業研究
- リンク:オリエンタルエアブリッジ(ORC)募集情報
北海道エアシステム(HAC)

北海道エアシステムは、北海道内の地域を結ぶJALグループの航空会社です。
ATR42型機を使用し、地域の生活や移動を支える路線を運航しています。
地域航空や小型機で働くことに関心がある方は、企業研究の対象に入れてみましょう。
- リンク:北海道エアシステム(HAC)企業研究
- リンク:北海道エアシステム(HAC)募集情報
琉球エアーコミューター(RAC)

琉球エアーコミューターは、沖縄県内の離島を中心に運航するJALグループの地域航空会社です。
小型のターボプロップ機を使用し、地域住民の生活、仕事、通院、帰省、観光などを支えています。
身長だけでなく、離島路線で働く責任、少人数で安全を守る力、沖縄の地域に長く関わる意思も考えておきたい会社です。
- リンク:琉球エアーコミューター(RAC)企業研究
- リンク:琉球エアーコミューター(RAC)募集情報
天草エアライン

天草エアラインは、熊本県天草地域を拠点とする小規模な地域航空会社です。
ATR42型機を使用し、少人数の組織で地域に必要な路線を支えています。
小型機であることだけでなく、客室乗務員が幅広い役割を担う可能性や、地域に深く関わる働き方も理解したうえで検討したい会社です。
- リンク:天草エアライン企業研究
- リンク:天草エアライン募集情報
フジドリームエアラインズ(FDA)

フジドリームエアラインズは、地方空港同士を結ぶ路線を多く運航し、比較的小型のリージョナルジェットを使用しています。身長や身体条件だけでなく、複数の拠点や地域路線で働く適応力、限られた時間の中で安全・サービス・連携を両立する力も確認しておきたい会社です。
- リンク:フジドリームエアラインズ(FDA)企業研究
スカイマーク

スカイマークは地域航空会社のような小型機を使用している会社ではありませんが、過去には150cm台前半の小柄な方が客室乗務員として採用された例があります。
身長だけで応募を諦めず、募集要項を確認したうえでチャレンジを検討したい航空会社の一つです。
ただし、過去の採用例が今後の合格や採用条件を保証するものではありません。
Peach Aviation

PeachはエアバスA320シリーズを使用しており、小型のリージョナル機を運航する会社ではありません。
一方で、身長151cmで既卒採用の最終面接まで進んだ方をサポートした例があります。
身長だけで面接選考の可能性が閉ざされるとは限りませんが、最終的な採否は、面接だけでなく身体条件や健康状態なども含めた総合判断になります。
- Peach(ピーチ)を受けるなら|CA受験生目線で「向いてる人・要注意点・面接ポイント」を整理
- ANAグループ航空会社まとめ|CA志望者必見!本体・ウイングス・Peachの違いと志望動機の作り方
- 【2023年募集アーカイブ】CA募集情報・Peach(新卒・既卒)
航空会社の機材や募集条件は変わります。ここに掲載していない会社でも、身長やアームリーチの数値条件が設けられていない場合があります。
応募先を決める際は、各社の募集要項を広く確認してください。
小型機を運航する会社なら受かりやすいのか
小型機を運航しているからといって、採用試験そのものが簡単になるわけではありません。
小型機では客室乗務員の人数も少ない傾向にあるため、一人ひとりに求められる責任や担当範囲が広くなる場合があります。
自分の担当区域を確実に確認する力、少人数で機内全体を把握する力、異常や違和感へ早く気づく力、限られた時間で優先順位を判断する力、もう一人の乗務員と密に連携する力、必要なことを簡潔に報告・共有する力などが必要です。
身長条件の面では応募を検討しやすくても、客室乗務員として求められる安全意識や責任が軽くなるわけではありません。
小柄な方ほど「体重」と「筋力」にも注意しましょう
身長を気にしている受験生の中には、体重が軽すぎる方もいますので、その点についても参考に触れておきます。
客室乗務員に必要なのは健康な身体です。特に保安要員として訓練を修了し、早朝・深夜を含む勤務、揺れる機内での作業、緊急時対応を行える丈夫な身体でいることは、仕事を続ける上でも大切です。
私自身の乗務経験や、入社後の様子まで含めて受験生を見てきた経験では、小柄で体重が軽すぎる方が、訓練やチェックアウトの過程で体力面で苦労するケースがありました。特に体重が43kgを下回るほど細身の方は、筋力や持久力が十分でない場合、訓練後のチェックアウトまでに時間がかかることもあります。
ただし、43kgという数値は、航空会社が公表している一律の採用基準ではありません。あくまでも目安として参考にしてください。
身長、骨格、体格、筋肉量、健康状態には個人差があり、体重だけで適性を判断することはできません。
小柄な方ほど無理なダイエットは避け、必要な筋肉をつけ、疲れにくく、ケガをしにくい身体をつくることをおすすめします。
体重を減らしすぎない
食事量を減らしすぎると、疲れやすくなる、集中力が続かなくなる、体調を崩しやすくなる、筋力が低下する、ケガをしやすくなる、訓練後の回復が遅くなるといった問題につながる可能性があります。
身長が低い方ほど、体重を落とさないように気を付けてください。適切な食事と運動習慣で筋肉量と体力を維持することを意識しましょう。
下半身と体幹を鍛える
客室乗務員は、揺れる機内で立ち、歩き、物を持ち、姿勢を保ちながら仕事をします。
緊急時には普段以上に素早く、力強く動く必要があります。スクワットなどで下半身を鍛える、腹筋・背筋などの体幹を鍛える、バランストレーニングを行う、ウォーキングや軽いジョギングで持久力をつける、ストレッチで柔軟性を保つことを意識しましょう。
体幹が安定すると、揺れる場所でも姿勢を保ちやすくなり、腰や膝への負担、転倒やケガの予防にもつながります。
体調と動ける身体を基準にする
同じ体重でも、筋肉量や体力は人によって異なります。
一日を通して動けるか、疲労から回復できるか、継続的に運動できているか、食事と睡眠が安定しているか、体調を崩さず生活できているかを確認しましょう。
採用試験に合格した後には、保安訓練、機種訓練、サービス訓練、各種試験、実機での訓練が続きます。
入社後の訓練を修了し、安全を任せられる客室乗務員として乗務を開始できる身体を、受験中から準備しておきましょう。
応募前に確認しておきたいこと
- 募集要項に身長条件が記載されているか
- アームリーチの数値条件があるか
- 選考時にアームリーチ測定が行われるか
- どのような機材を運航しているか
- 健康・視力・体力に関する条件を満たしているか
- 勤務地や通勤条件を満たせるか
- 地域路線や少人数乗務の働き方に関心があるか
- その会社で長く働きたい理由を持てるか
募集要項だけでは分からない場合は、会社説明会や採用イベントで、選考方法や仕事内容について説明されることもあります。
ただし、採用担当者へ個別の合否判断を求めるのではなく、公開されている応募資格や選考内容を確認したうえで応募することが基本です。
身長以外に準備しておきたいこと
安全や正確性を示せる経験
客室乗務員は保安要員です。
ルールや手順を守った経験、確認を怠らずに行動した経験、小さな異変に気づいて報告した経験、ミスを防ぐために工夫した経験、周囲へ必要な注意喚起をした経験などを整理しておきましょう。
少人数のチームで働いた経験
地域航空会社や小型機では、少人数の乗務体制になる場合があります。
一人で頑張った話だけでなく、自分の役割を果たした経験、相手の状況を見て支えた経験、必要な情報を共有した経験、迷ったときに相談した経験、チーム全体の成果を考えた経験を具体的に伝えられるようにしましょう。
企業研究と志望動機
「身長が低くても応募できそうだから」という理由だけでは、志望動機にはなりません。
応募する会社がどの地域や路線を支えているのか、どの機材を使用しているのか、どのようなお客様が利用するのか、どのような社風や価値観があるのか、自分の経験をどう生かせるのか、入社後に何を実現したいのかまで整理する必要があります。
身長条件を満たしていることは、応募先を考える一つの条件にすぎません。
その会社の使命、勤務地、働き方、社風に共感し、長く働きたいと思えるかまで確認しましょう。
身長が低いことを面接で伝える必要はある?
募集要項の条件を満たし、選考で特に質問されていないのであれば、自分から身長への不安を口にする必要はありません。
面接では、安全を守る意識、必要な業務を遂行できる体力、チームで働く力、お客様へ誠実に向き合う姿勢、その航空会社を志望する理由を伝えることが大切です。
身長に関する質問や確認があった場合は、必要以上に卑下せず、必要な設備に手が届くこと、安全に動けること、体力づくりを続けていること、責任を持って働く意思を事実に基づいて伝えましょう。
一方で、実際には届かない設備があるにもかかわらず「問題ありません」と答えることは避け、会社の判断を受ける姿勢が必要です。
よくある質問
身長150cm前後でもCAになれますか?
身長だけで一律に判断することはできません。
航空会社によって、運航機材、客室設備、アームリーチ条件、選考方法が異なります。
身長やアームリーチの数値条件が募集要項に記載されていない会社もあるため、身長だけを理由に応募を諦めず、最新の募集要項をご確認ください。
最終面接まで進めば、身体条件も問題ないということですか?
必ずしもそうとは限りません。
書類選考や面接では、志望度、人柄、経験、適性などが評価され、身長が低い方でも最終面接まで進む例があります。
一方で、最終的には健康状態や身体条件を含め、総合的に採用判断が行われる可能性があります。
アームリーチ測定がなければ、身長は確認されていないのですか?
必ずしもそうとは限りません。
明確な測定を行う会社もあれば、腕や肩の可動域を確認する検査の中で、必要な高さへ手が届くかを見ている場合もあります。
確認方法やタイミングは会社によって異なります。
小型機を運航する会社なら、身長が低くても必ず受かりますか?
必ず採用されるわけではありません。
小型機では客室設備の高さが大型機と異なる場合がありますが、安全業務を遂行するための体力、判断力、連携力、健康状態なども総合的に評価されます。
募集要項に身長条件がなければ、誰でも応募できますか?
身長条件がなくても、学歴、語学力、健康状態、視力、勤務条件、勤務地、入社時期など、ほかの応募資格を満たす必要があります。
また、選考の中で機内設備を安全に取り扱えるか確認される可能性もあります。
身長が低い場合、地域航空会社だけを受けた方がいいですか?
地域航空会社だけに絞る必要はありません。
実際に、JAL、ANA、Peach、スカイマークなどでも、小柄な方が選考を通過した例や採用された例があります。
最新の募集条件を確認し、自分が働きたいと思える会社へ広く挑戦することが大切です。
小柄な人は、痩せている方が採用に有利ですか?
細ければ有利とは限りません。客室乗務員には、訓練や不規則勤務、揺れる機内での作業、緊急時対応に耐えられる体力が必要です。
小柄な方ほど体重を落としすぎず、適切な食事と運動によって、筋肉量、持久力、体幹を保つことをおすすめします。
まとめ|身長だけを理由にCAを諦めないで
身長が低いことを理由に、客室乗務員になる夢を諦める必要はありません。
航空会社によって、運航機材、客室設備、非常用装備の配置、募集条件、選考方法は異なります。
大型機ではアームリーチなどの条件が設けられる場合がある一方、小型機を運航する航空会社では、身長やアームリーチの数値条件が明記されていないケースもあります。
また、JAL、ANA、Peachなどでも、小柄な方が最終選考まで進んだ例や、実際に合格した例があります。
大切なのは、最新の募集要項を確認すること、身長だけで自分の可能性を決めないこと、幅広い会社を研究すること、客室乗務員として必要な保安業務を理解すること、無理な減量をせず筋力と体力を整えること、自分に合う機材・会社・働き方を探すことです。
背が低いからCAになれないのではなく、自分に合う航空会社をまだ知らないだけかもしれません。
最初から可能性を閉じず、さまざまな航空会社を調べ、自分が安全に、長く活躍できる場所へ挑戦してみてください。
企業研究しておきたい航空会社
- リンク:日本エアコミューター(JAC)企業研究
- リンク:IBEXエアラインズ企業研究
- リンク:JCAS Airways企業研究
- リンク:オリエンタルエアブリッジ(ORC)企業研究
- リンク:北海道エアシステム(HAC)企業研究
- リンク:琉球エアーコミューター(RAC)企業研究
- リンク:天草エアライン企業研究
- リンク:フジドリームエアラインズ(FDA)企業研究
- リンク:スカイマーク企業研究
- リンク:Peach Aviation企業研究
- リンク:国内航空会社の企業研究まとめ
- リンク:国内航空会社のCA募集企業リスト
身長だけで応募先を決めるのではなく、これまでの経験や強み、働きたい地域、希望するキャリアを整理しながら、自分に合う航空会社を考えることが大切です。どの航空会社を受けるべきか、自分の条件でもチャレンジできる会社があるか整理したい方は、無料相談をご利用ください。
リンク:CA受験の無料相談について詳しく見る
※本記事は、CA受験生が航空会社の選択肢を広げるための参考情報として、CA面接合格メソッドが独自に作成した記事です。
※航空会社の運航機材、応募資格、身長・アームリーチに関する条件、選考方法は、募集時期によって変更される場合があります。応募の際は、必ず各航空会社の公式採用サイトおよび最新の募集要項をご確認ください。
※募集要項に身長条件が記載されていないことは、特定の身長での応募資格、合格または採用を保証するものではありません。客室乗務員として必要な保安業務を安全に遂行できることが前提です。
※本文中で紹介している選考通過例や合格例は、CA面接合格メソッドが実際にサポートした受験生の事例を含みます。すべての応募者に同じ結果が当てはまることを示すものではありません。
※本文中の体重に関する内容は、航空会社が公表している一律の採用基準ではありません。身長、骨格、体格、筋肉量、健康状態には個人差があります。無理な増量・減量は避け、必要に応じて医師や専門家へご相談ください。
※過去に乗務していた機材の保安設備に関する記述は、筆者自身の乗務経験から、航空会社や機材によって身体条件の考え方が異なる理由を説明するために記載しています。現在運航中の機材に関する具体的な配置、数量、操作方法などを示すものではありません。
この記事の執筆・監修者
長尾 円
『CA面接合格メソッド』代表。JAL・ANAの両社から内定を得た経験をもとに、現在はCA受験生向けに面接対策・ES対策・コミュニケーション指導を行っています。
単なる受験テクニックではなく、「面接官視点でどう伝わるか」「評価されるポイントはどこか」を大切にしながら、新卒・既卒を問わず、一人ひとりの強みを言語化して「自分の言葉で話せる状態」に整えるサポートを行っています。
このブログでは、CA受験生が長く参考にできるよう、JAL・ANAを中心とした採用情報、面接対策、ES対策、選考の考え方をわかりやすく発信しています。
すみだ経済新聞「キーパーソンインタビュー」にて、長尾円の特集インタビュー記事が全3回にわたり掲載されました。詳しくはプロフィールページに掲載しています。
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