3分でわかる|ラプラス式 4つのタイプ診断(無料)

採用基準が言語化されていない会社の共通点|『なんとなく採用』の危険性

「なんとなく良さそうだったから採用した」

採用の現場では、こうした判断が意外と多く行われています。

もちろん、面接で感じる印象や直感がすべて悪いわけではありません。

ただ、採用基準が言語化されていないまま判断を続けていると、面接官ごとに見るポイントが変わり、入社後の育成や評価にもズレが生まれやすくなります。

『良い人だった』では再現できない

面接後に「良い人だった」「雰囲気が合いそうだった」という言葉が出ることがあります。

この感覚自体は、採用判断の一部として大切です。

しかし、それだけでは再現性のある採用にはつながりません。

  • なぜ良いと感じたのか
  • どの経験や言葉からそう判断したのか
  • 自社のどの場面で活躍できると考えたのか

この部分が整理されていないと、採用判断は面接官の感覚に依存してしまいます。

採用基準が曖昧な会社で起きること

採用基準が曖昧なままだと、採用後の現場でズレが起きやすくなります。

  • 面接官ごとに評価するポイントが変わる
  • 配属後に「思っていた人材と違う」と感じる
  • 育成担当者によって指導内容が変わる
  • 評価の基準が揃わず、本人も迷いやすくなる

採用時には「良い人材」と判断されたにもかかわらず、入社後にうまく活躍できないケースもあります。

これは本人の能力だけの問題ではありません。

採用時に見ていたものと、現場で求められるものが一致していないことによって起きている場合があります。

『自社に合う人』が曖昧なままになっている

採用ではよく「自社に合う人」という言葉が使われます。

けれど、その『合う』が何を指しているのかは、組織によっても人によっても違います。

  • 価値観が近いことなのか
  • 仕事の進め方が合うことなのか
  • 変化に対応できることなのか
  • チームで動けることなのか

ここが曖昧なままだと、採用判断は『なんとなく合いそう』という印象に寄っていきます。

その結果、似たタイプの人ばかりが集まったり、本当に必要な視点を持つ人材を見落としたりすることがあります。

面接ごとに評価が変わる理由

同じ応募者を見ていても、面接官によって評価が分かれることがあります。

これは、面接官の見る目がないという話ではありません。

多くの場合、何を見て、どの基準で判断するのかが共有されていないことによって起きています。

ある面接官は話し方を重視し、別の面接官は経験を重視する。ある人は積極性を評価し、別の人は慎重さを評価する。

この状態では、応募者の評価が面接官の価値観に左右されやすくなります。

採用基準が言語化されていない会社では、面接のたびに判断軸が変わってしまうのです。

『なんとなく採用』は育成のズレにつながる

採用時の基準が曖昧なままだと、入社後の育成にも影響します。

  • どのような強みを期待して採用したのか
  • どの部分を伸ばしてほしいのか
  • どのような場面で活躍できると考えたのか

これらが共有されていないと、現場の育成担当者は手探りで関わることになります。

その結果、採用担当者が見ていた期待と、現場が求める行動にズレが生まれます。

「採用したのに育たない」「現場に合わない」という問題の背景には、採用基準と言語化の不足がある場合も少なくありません。

必要なのは『採用基準の言語化』

採用基準を言語化するというのは、単にチェック項目を増やすことではありません。

自社で活躍するために必要な考え方、判断基準、行動特性を整理することです。

  • どのような場面で力を発揮してほしいのか
  • どのような判断を大切にしているのか
  • 何をもって『自社に合う』と考えるのか
  • 入社後にどのような育成が必要なのか

ここが整理されることで、採用判断に一貫性が生まれます。

また、入社後の育成や評価ともつながりやすくなります。

採用と育成はつながっている

採用は、入社した時点で終わるものではありません。

採用時に見ていた基準は、その後の育成や評価にもつながっていく必要があります。

採用では「主体性」を重視したのに、入社後は「勝手に動かないで」と言われる。

採用では「柔軟性」を評価したのに、現場では決まったやり方だけを求められる。

このようなズレが起きると、本人も現場も混乱します。

採用基準を言語化することは、採用のためだけではなく、入社後に人が育つ環境を整えることにもつながります。

関連記事

採用基準の曖昧さは、育成や評価、組織内の言葉のズレにもつながっています。

採用から育成までの全体像を整理したい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

言語化支援

有限会社ラプラスでは、採用基準や評価基準、組織として大切にしたい判断軸を整理し、現場で共有できる言葉にする支援を行っています。

「面接官ごとに判断が違う」「採用後の育成につながらない」「自社に合う人材をうまく言葉にできない」と感じている場合は、採用基準を一度整理してみることも有効です。

採用基準を言語化したい方へ

法人研修

ラプラスでは、採用・育成・マネジメントの現場で起きる『認識のズレ』を整理し、共通認識をつくるための法人研修も行っています。

面接官研修、管理職研修、新人育成、評価基準の共有など、現場に合わせた内容で設計しています。

法人研修を見る


有限会社ラプラス 長尾円のプロフィール写真

執筆・監修|長尾 円(有限会社ラプラス)

               採用と育成の現場で起きているズレを整理し、判断基準の言語化を通じて組織づくりを支援しています。
               法人研修・エグゼクティブコーチング・言語化支援を提供。

エグゼクティブコーチングについてはこちら

言語化支援についてはこちら

教えているのに、なぜ育たない

その原因は、スキル不足ではなく
『認識のズレ』にあるかもしれません。

ラプラスでは、共通認識を整え、
現場で再現できる人材育成を支援します。

法人研修を見る

関連記事一覧

3分でわかるタイプ診断
3分でできるコミュニケーションタイプ診断。職場で役立つ4タイプ分類で自分と相手の違いを理解する診断バナー

3分でできるタイプ診断。コミュニケーションの違いを理解し、職場での関係性改善に活かせます。

ラプラスについて

有限会社ラプラスは、採用・人材育成・コミュニケーション設計を通じて、現場で起きているズレを整える支援を行っています。


法人向け研修、エグゼクティブコーチング、言語化支援などの詳細は、事業内容ページをご覧ください。
ラプラスの支援内容を見る

課題・テーマから探す
まず読んでほしい記事
現場で起きているズレを整理する記事
サービス設計・言語化に関する記事